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シリーズ紹介(過去文章)
過去に自サイトでシリーズ紹介していた文を一度別の場所に移していましたが、このブログをレビュー特化させることにしたので再掲。
シナリオ・プログラム担当のハナさんとグラフィック・演出担当の橋さんとお二人で制作・公開しているWindows用ゲーム。
主人公・伊達 秋人(だて あきと)が自身が巻き込まれた事件を解決する推理アドベンチャーゲームです。
考察カードというシステムを登用しており、登場人物や発見した物など事件に関する情報は全てカードという形でいつでも確認出来ます。さらにこれを考察する事により新たな情報が生まれてくるので、プレイヤーの好きなタイミングで情報を煮詰めていく事が出来ます。
このゲームの楽しみは何と言ってもクリッカブルモード<個人的意見です
気になる箇所をクリックする…というオーソドックスなモードですが、この時のアキトのコメントが面白い!種類も豊富。コメント見たさについ何度も同じ箇所をクリックしてしまうのでなかなか進められません。笑
グラフィックにもこだわっていて、ほとんどが立ち絵ではなく一枚絵です(立ち絵=キャラクターのポーズは大体同じで顔だけ変化させたりする、AVGによく見られるグラフィックの事)。
その為ゲームというより漫画やアニメを見てる感覚に近い。
登場キャラも毎回個性的かつ魅力的です。
最新作『アキトDATE ショート ~10%の悪意~』紹介
上記に楽しみと記述した「クリッカブルモード」ですが今作では調査・クリッカブルはカット。
というのも今回は
高校で起きたとある事件の容疑者として疑われている女生徒の潔白を証明するにはどうしたらいいか、が目的とされて
アキトは部外者だし現場に行く訳にいかず(というか行けと言われても行かないでしょうねアキトなら)「聞いた話だけで推理と証明をしないといけない」状況。
アレソレが何処ドコにあった~といった情報も全部会話取得で、イメージとしてシーン描画が入るとはいえプレイヤーもアキト同様に状況を想像するしかないので
上記がカットされた事でスムーズに情報文面に集中する形をとって遊べた印象でした。
個人的にはそれでも気になるネタがグラフィックで散見されたので
クリッカブルモードがあったらそこかしこ押しまくってたと思われ…ほらね、進まない。
それでもテキスト量・グラフィック量ともに今作も大ボリューム。
キャラ同士の会話や主人公視点の考察シーン各所で見られる活き活きとした語りの数々が相変わらず楽しく、たまに更新される新考察も見たくて何度も考察しちゃったし
動きまくるキャラ達のポーズ・表情からはまるでその場に一緒に居るかのような臨場感が感じられて楽しいし
一度きりの登場アイテムや店内設備、あらゆる場面をこだわり抜いて描画してあり、過去作を遊んでいればニヤリとしちゃうような小ネタも散りばめられていて場面転換シーンではそれらを見逃すまい、と目が離せませんでした。
ショートと言いつつ遊びどころは多く、ショートだからこそ何度も繰り返せて隅々までプレイしやすさがあります。
毎回お二人で時間と手間暇をかけて丁寧に作品を作成されたのが伝わる仕上がりで
そんなシリーズのほとんどを無料で遊ばせて貰えるこの贅沢さ…
一部はシェア作品と言っても安価だし。
本当に大好きなシリーズなので沢山の人に遊んで欲しいし知って欲しいです。
PCお持ちの方は良かったら遊んでみて下さいね。
余談ですが
過去作もFlash差し替え処理を行ったという事で再プレイしてます。
一作目の女子高生はデジカメ使う時代…それでも極端な古さは感じないというか今の人達が遊んでも十分楽しめる内容でアキデーは色褪せないなぁと感じました。