配信情報
- Steam(Windows/macOS/Linux) DLC(サントラ・アートブックPDF・壁紙)あり
- PlayStationStore(PS4/PS5)
- MicrosoftStore(Xbox)
- MyNintendoStore(Nintendo Switch)
Youtube:公式トレーラー映像
各プラットフォームで無料デモ版あり。日本語非対応
私はSteamでリリース記念15%OFF時に単体購入、DLCはオータムセール時にバンドル購入しました。
ゲーム概要
舞台は80年代アメリカ、とある街の片隅。クリスマスイブの夜、旺盛な好奇心から度が過ぎるいたずらをやらかしたヴィニーは自宅謹慎を食らっていた。
いつも一緒の友人・ニックとトニーも同様だったが、有料放送をこっそり視聴できそうなツール入手の報せが入り当然のごとく抜け出して三人で集まる。
アダルトチャンネル受信を期待しながら起動するものの、映ったのはSFのような映像と聞き取れない音声。どうチャンネルを回しても同じ画面という奇怪な現象に首をかしげた次の瞬間、映像が途絶えると同時に町はずれの森に空から何かが落下する光景を窓から目撃する。
今のはもしかして宇宙船からの信号?エイリアンに会えるかも!行ってみよう!と未知との遭遇に心躍らせながら森へ向かうが、そこから彼らは銀河規模の陰謀に巻き込まれる事に…
Steamデモフェスで知り日本語非対応だけど何となくでも雰囲気を楽しめそうと思ってやってみました。
翻訳サイトに時々打ち込んだりSteamのガイド何回か見ながら一周目は20時間ほど。外部の翻訳ツール使いながらルート分岐回収して合計45時間。
必要最低限の行動とるだけなら一周10時間くらいかなと。
ゲームは二択選択肢による分岐と分岐ルートごとに必要なアイテムを得て使う、が主な流れ。
話の大筋が3通りな他、選択に合わせて解く必要のあるギミックも分岐するので二周目で真逆を選ぶと全然違う展開になります。
英語ORロシア語のフルボイスオート進行会話で翻訳確認したくても追いつかない時もありますがヒントになる会話なら何度でも参照できるし、難しいアクションは無く調べたらアウトなゲームオーバー要素も無いので探索自体は安心してじっくり行えます。
根気さえあれば何とかなりますが調べるのに時間がかなり必要そうな箇所もあり、そこは素直にガイド参照しました。ストリートパンチャーとか。
IARCレーティング12歳以上対象となっており、レトロなピクセルドット画面ですが遺体描写や爆発四散があります。
感想
始終80年代映画感に満ちていて、あの頃の映画を1本(分岐で3本分)観た満足感を得られるゲームでした。
あえてのピクセルドット表現な画面には高性能ファミコンで遊んでるようなワクワク感があります。
行ったり来たりが必要になる探索は不便なように見えて、それもあの頃のゲームっぽさがあって良い。
上記の通り残酷描写っぽいのや倫理観アレな行動もありますが、登場人物達が割とサラッと流していてそこも昔の映画っぽい。VHS時代のってこういうの普通だったなぁ感が小気味よい。
大体は調べまくる事で少しずつでも進めるようになってますが、必要なものを必要回数クリックしないといけなかったり正しい組み合わせでアイテム使用する場面があったりするので言葉が分からないとやはり難しい。
このゲームはUnityで製作されたゲームで、別件情報でUnity製ゲーム自動翻訳の外部ツールがあると知り二周目から試しながらプレイしました。
翻訳しだすと分かりやすくヒント言ってくれてるのに気づくしユーモアあふれる会話の数々がとても楽しくて魅力的だと分かり、二周目で要領分かってるのに会話見たさで探索しまくりました。
言葉が分かると主要三人がお互い呆れたりバカにしたりしながらも協力しあういい仲間なのが分かって微笑ましい気持ちになれます。
特にニック君がおバカすぎて笑わせてもらいました。こういうオープンでスケベな女の子好きキャラも時代ならでは。
敵対するエイリアンも憎めない悪役感があっていいです。詰めが甘いというか抜けてるというか。RALFやHellMiteなど一見不気味クリーチャーも可愛らしさがあったり。
特にHellMiteがタイヤブランコでプラプラ遊んでる姿が可愛すぎてスクショ撮りながらしばらく眺めてました。
RALFが上を見上げる動作もかわいい。
情報検索して知ったのですがこのゲームはKickstarterプロジェクトから始まってて、色んな人から長い間応援と期待を受けながら開発・リリースされたようです。
Kickstarter開発者さんのプロフから、あー大変だったんだろうな…と察せる。それでも頑張って、楽しんで、このゲームを作ったんだなーと思います。
コンセプトに共感・賛同した支援者さんからの評価が高いのはもちろん、たまたまリリース直前に知ってぽっと出プレイしただけの自分でも楽しめる内容でした。
トレーラー映像でワクワクしたなら遊んでみてほしいゲームです。
※掲載画像はSteam掲載FAの一部切り抜き&なんちゃって再現ロゴ追加版です。